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神・時間術 レビュー

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脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術

[作者]樺沢紫苑

[読んだ理由]
2019年4月からの働き方改革推進法施行に伴い、自身および組織の業務効率化のヒントを得たかったから

[書評]
筆者は、人の4倍仕事して2倍遊んでいるとのこと。そんな筆者は友人から、神がかっていると言われて、神時間術という名前をつけたようだ。筆者は精神科医で、5時でやっと診察が終わってから、会議などに出席して、その後から論文を読んだり書いたりして帰宅は23時すぎ、1日14時間労働という毎日だったが、ある時ストレスで蝸牛リンパ水腫になったことをきっかけに時間の使い方を変えて、この時間術を生み出したとのこと。

私自身も、大前研一さんの「自分を変えるには、1.付き合う人を変える、2.住む場所を変える、3.時間の使い方を変える」という言葉の信者でもあるため、本書はよく理解できる内容だった。朝のゴールデンタイムを活用する、正しい運動で脳をリセットするなど、具体的事例を紹介しているが、精神科医ならではの臨床実験事例も補足することでより真実味を増している。基本的にはテクニックをたくさん紹介している本書であるが、根底にあるのは「このままの時間の使い方ではいけない、何とかしなければ」という強い思いを持つことが重要だと考える。そう思わせるための記述も多くある。
要点をまとめる。

1.時間は人生の通貨。時間術を制するものが人生を制し、仕事で成功し、幸せな家庭を築くことができる。

2.午前中の時間価値は4倍。集中仕事は午前中にやる。

3.生まれた時間を、受動的娯楽ではなく、能動的娯楽に費やすことで、自己投資につながり、また時間が生まれるという正のスパイラルに入る。

4.人間の体内リズムで、15分、45分、90分というリズムがあるので、このリズムで休憩をとるべき

5.机の上をきれいにしたり、やるべきことをTODOリストに書くことで、脳の中の雑念を追い払う環境を作ってあげる

確実に使えるテクニックだと感じる。特に午前中に意識的に集中仕事をもってくるなどはかなり使えると思う。時間を客観的にみる、自身の集中力を客観的に見ることで、仕事全体を少しひいた視点でみることができるような気がした。仕事をひいた視点でみることができれば、優先順位の最適化、あるいは後戻りのない効率的な仕事の進め方が可能となり、さらに時間節約につながる。

[今から変える行動]
上記の1~5を上手く仕事に取り入れて実践する。特に集中力には、波があるので、上手くサーフィンをするように集中力の波乗りを意識して仕事をする。

[本書の評価]
自己啓発役立ち度:★★★★★
読みやすさ:   ★★★★☆
矛盾のなさ:   ★★★☆☆
コスト:     ★★★☆☆

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