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目標達成の全技術 レビュー
[作者]三谷淳
[読んだ理由]
前回記事頑張り方の教科書に記載してあるが、私は年初に目標を立てて、それを実行してきたが、それは「今年はこれをやりたい、あれもやりたい」といった漠然としたものであった。
確かに1年間を通して意識的にその項目を実行し、それなりに成果も出たものもあった。
(当ブログなどもそうである)
しかしながら、ここ2~3年マンネリ化している。
これを打破すべく、まずは頑張り方の教科書を読んだ。
かなり読みやすく、モチベーションを上げるのに一役買ったが、「もう一冊読んで両者の良いところを取ろう」と思い、amazonで人気の高かった本書を手に取った。
[書評]
筆者は、慶應義塾大学3年生のときに司法試験に合格し、現在は3つの法人の代表をしている経営者であるが、過去数多くの失敗をしてきている。
特に弁護士として独立したとき、顧客が全然つかず悩んでいたときに稲盛和夫氏の勉強会に参加し、次々に目標達成する人たちをみて感銘を覚えた。
その体験と、自分自身の体験に共通している、目標達成の特徴をまとめてメソッド化して、仕事に取り入れてみたところ、弁護士法人のお客様がわずか3年で3倍以上に増えた。
この目標達成のメソッドを本書に示している。
本書は、
第一ステップ:目標設定の仕方、
第二ステップ:実行計画の作り方、
第三ステップ:計画の実行の仕方
に分かれており、非常にシンプルかつ、分かりやすく具体的事例をいれて構成されている。
特に私が感じたことは、かゆいところに手が届くような視点と切り口が素晴らしい、ということ。
私はよく「いやいや、それは分かっているんだけど、それをどうやってやるかを教えて欲しい」と思うことがよくあるが、その味噌になるところをズバッと書いてくれている良書である。
具体的に特に良かったのは、モチベーションの保ち方として、自分自身を現状維持しようとする自然な力(現状維持バイアス)と戦う戦い方を一つ一つ丁寧に教えてくれているところなどである。
そのような事例が数多く掲載されている。
[要約]
1.目標はやりたいことに設定するだけ(目標達成は設定が8割)。
できる数字ではなく、やりたい数字。
期限は達成可能と思える最短期間にする。
期限に曜日を入れる。
2.ゴールから逆算してマイルストーン(中間目標)を設定する。
分野ごとに1項目標値の内訳を記載し、かつその内訳が達成できる別の指標に置き換える(ブレイクダウン)。
→最後はやれば必ずできることをアクションプランにする。(結果ではなく行動を計画する)
3.上手くいかない場合の対処法
1)不安になるとき
行動量を増やす(頭でなく、体を使う)
2)アクションプラン実行するも中間目標達成できず
ブレイクダウンしたときの数値前提が現実と違っている場合があるので、修正し、アクションプランを立て直す。
3)アクションプランが実行できなかった
目標設定が悪く、モチベーションが湧いていないので、原則として目標を見直す。
5パターン程度のパターン別に原因と対策をうつ。
4.セルフイメージを変えて、目標達成脳にする。
自分自身を上手に洗脳する。
5.組織のリーダーとして目標達成するためにも目標設定が重要。
具体的には、メンバーから目標を出させてそれをしつこく話し合いながら、こちらの目標と合致するまで話し合う。
[本書のメソッドを使い、目標設定およびアクションプランを作成してみた感想]
気づいたことは、以下3つ。
1)モチベーションがかなり湧いてくる。
私は目標を立てて評価して、また次にというサイクルが好きでやっているが、実はほとんど達成したことがない。
絶対達成するぞ、達成するまでバットと振り続けるぞという気持ちになった。
2)達成することで喜んでくれる人を巻き込むことで、また違ったモチベーションになった。
3)スランプに陥ったときの対処法が予め分かっているので多少なりとも安心。
です。実は本書にかなり感銘を受けました。
今年の目標は決めました。
目標1:ブログ200記事達成
目標2:ゴルフスコア100切り
です。必ず達成します。
[今から変える行動]
アクションプランを立てて毎日携帯のエクセルに入力するようにしました。
一つ一つ確実に実行し、高速でPDCAを廻してプランや目標を見直して、最終値は必ず達成します!
[本書の評価]
自己啓発役立ち度:★★★★★
読みやすさ: ★★★★☆
矛盾のなさ: ★★★★☆
コスト: ★★★★☆
☆本レビュー:10記事=レベル11に上がった!
[次なる目標は10記事=レベル11]。やった!!マイルストーン達成です!