仕組み仕事術　レビュー

2019年8月16日2020年1月19日

[作者]泉正人

[読んだ理由]
2019年4月からの働き方改革推進法施行に伴い、自身および組織の業務効率化のヒントを得たかったから

[書評]
非常に共感が得られる内容で、業務を仕組み化する動機、そのやり方、メリットについて詳しく記載されている。スムーズな理論展開で、読みやすく、主張内容も例もスーっと入ってくる。おそらく誇張などされておらず、かつよく自己分析されているからだろう。
要点をまとめると、

1.仕組み化が必要なのはアルバイトでも高いアウトプットを出せるようにするため。そして作業系の仕事は任せて、考える系の仕事に時間を費やす。
2.目標やモチベーションも根性でなく、仕組み化して維持させる。
3.TODOリスト、チェックシートをとことん活用する。
4.仕組み化は、将来の自分の時間を買うもの。仕組み化如何によって百倍の格差が生じる。
5.自分が働くのではなく、仕組みに働かせよう。

私自身も知らず知らずのうち、仕組み、つまりチェックシートなどを作っていた。次回誰でも効率よくできるやり方にユニバーサル化していた。もっとどんどん仕組み化やっていくべきだと改めて背中を押してもらう気持ちになった。一方で、自分自身で仕組み化を実行するのでなく、仕組み化していくこと自体を仕組み化していく必要があると思った。いわゆるリーダーシップやマネジメントをさらに勉強して、組織をより前向きに活性化させることで仕組み化させ、効率化させるような方向に導いていきたいと思った。

[今から変える行動]
自身の毎日やるべきこと(レベルアップのために必要な実施事項)をカレンダーで○付け管理する。
目標をそのカレンダーの一番上に置く。
自分のメモ帳にメモした事項について「仕組み化」のコメントを書く(メモの魔力を読んで導入した、抽象化・転用のコメントのところへ)

[本書の評価]
自己啓発役立ち度：★★★★★
読みやすさ：　　　★★★★☆
矛盾のなさ：　　　★★★★☆
コスト：　　　　　★★★★☆